バニーマン日記
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海街diary(2015)
【2016/11/26 22:14】 映画う
海街diary(2015)
 OUR LITTLE SISTER

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上映時間 : 128分
製作国 : 日本

監督:是枝裕和
原作:吉田秋生 『海街diary』
脚本:是枝裕和
撮影:瀧本幹也
音楽:菅野よう子
出演:
綾瀬はるか / 香田幸
長澤まさみ / 香田佳乃
夏帆 / 香田千佳
広瀬すず / 浅野すず
加瀬亮 / 坂下美海
鈴木亮平 / 井上泰之
池田貴史 / 浜田三蔵
坂口健太郎 / 藤井朋章
前田旺志郎 / 尾崎風太
キムラ緑子 / 高野日出子
樹木希林 / 菊池史代
リリー・フランキー / 福田仙一
風吹ジュン / 二ノ宮さち子
堤真一 / 椎名和也
大竹しのぶ / 佐々木都

鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。
父は不倫の末に15年前に家を出て行き、その後、
母も再婚してしまい、今この家に住むのは3人だけ。
ある日、その父の訃報が3人のもとに届く。
父の不倫相手も既に他界しており、今は3人目の結婚相手と山形で暮らしていた。
葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。
父が亡くなった今、中学生のすずにとってこの山形で身寄りと
呼べるのは血のつながりのない義母だけ。
気丈に振る舞うすずだったが、肩身の狭い思いをしているのははた目にも明らか。
すずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。
こうして鎌倉へとやって来たすずだったが、最初は自分の母が
幸たちの父を奪ったことへの負い目を拭えずにいた。
それでも、異母姉たちと毎日の食卓を囲み、日常を重ねていく中で、
少しずつ凝り固まった心が解きほぐされていく。
また、入部した地元のサッカーチームでも仲間に恵まれ、
中学生らしい元気さも取り戻していくすずだったが…。




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吉田秋生の漫画「海街diary」を映画化。
彼女の作品はほとんど読んでいて、未読はこれくらいと思っていましたが、
「海街diary」の前作「イヴの眠り」も読んでいませんでした・・・。
それ以前の「YASHA-夜叉-」より古いものでもまだ読んでいないものがちらほら。
う~ん、縒んだけど忘れているのかな・・・(^_^;)

それはさておき、原作読んでいなくても楽しめました。
是枝裕和監督の作品で、僕が観たものの中では一番良かったかな。
まー、彼の作品、全部は観ていませんけどね。

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原作読んでいないけど(読んでいないからか?)、吉田秋生らしいな~と思いました。
結構原作に忠実なんではないでしょうか・・・?
映画のどこを観ても吉田秋生の絵を思い浮かべることが出来ます。
それと彼女らしいと言えば、鋭い視点と残酷さのシリアスなところとコメディ的なバランス、
彼女のファンとしては満足です。

ただ映画の尺に合わせるため、多少?端折ってあるのか、分かりにくいところありですね。
説明を入れすぎると雰囲気が壊れる場合もあるし、アメリカ映画的な分かりやすさという
のも良し悪しみたいなところもあるし(それでも分かりやすいことに越したことは無いけど)、
難しいところではあるが、今作の場合どうしても何故?というのが一つあった(それ以外は
なんとなく分ったような気がした・・・)。

その唯一の謎が、次女佳乃と彼の朋章のエピソード。
朋章に何がありました?
分りません・・・(^_^;)
まーいいや。

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話題を変えます。
映画的なことで言うと、小津安二郎の影響ですね。
是枝監督は意識的に小津的な映画にしたんですかね?
いや、小津的と思うのは僕だけ?

あとは四人姉妹ということで、谷崎潤一郎原作で市川崑監督の「細雪 (1983年)」を
思い出しました。もっとも細雪は上流階級のお嬢様のお話だし、大阪(船場)文化の
崩壊過程を描いているので、雰囲気は随分違いますけどね。

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さて、画面で印象的なのは、四人姉妹が海辺で戯れるシーン。
彼女たちの家の特に縁側での場面。
ちゃぶ台での食事場面。
鎌倉のあの極楽駅の場面(テレビ・ドラマの影響・・・?)(笑)

花火の場面。
花火というとマイケル・ウィンターボトム監督の「ひかりのまち」を思い出します。
そういえば「ひかりのまち」も姉妹の話でしたね。こちらは三人姉妹でしたが。
花火を見せずに花火を見る楽しさ(幸せ)を描いていました。
この「ひかりのまち」もオススメです。

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そして桜のトンネルを自転車の二人乗りで走り抜けるすずの顔!
これって一番印象的かも。

あと三人のお姉ちゃんたちがデカい!?ので、すずの妹らしさが際立ちます(笑)

姉妹それぞれに秘密があって、すずのしらすのエピソードみたいなものから、
幸の不倫の話まで色々ですが、淡々と描かれていきます。
多少感情的なところは、母親と幸、幸と佳乃のケンカぐらいで、でもそれも
吉田秋生らしい・・・?

すずに“奥さんがいる人を好きになるなんて、お母さん、良くないよね”って、
幸に向かって言わせるところなんかも吉田秋生らしい、ような気がする(^_^;)
幸が“あれはどうすることもできないことだったの”って、大人だな(笑)

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四人姉妹、樹木希林、風吹ジュン、大竹しのぶはみんな良かったですよね。
姉妹のキャラの違いも予想外に上手くハマっていたと思う。

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反対に男性陣は、加瀬亮とリリー・フランキー、前田旺志郎は良しとして、
坂口健太郎と堤真一の役柄は情けない役ですね。
役者が悪いということではないよ。

意外と儲け役がレキシこと池田貴史の千佳の彼役。
こいつ誰?と思っていたらレキシでした(笑)
とぼけた感じなんだけど意外とマジメっていう雰囲気が良い。

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小ネタetc

山形と鎌倉の距離感が全然感じられない。

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長澤まさみの樹木希林のマネ、上手いじゃん(笑)
で、長澤まさみと言えば、冒頭の場面だけでヤラレタってかんじですね。
あのオープニングで十分満足できましたwww

☆予告








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テーマ:邦画 - ジャンル:映画

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~(2014)
【2016/06/08 19:15】 映画う
WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~(2014)

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上映時間 : 116分
製作国 : 日本

監督:矢口史靖
原作:三浦しをん『神去なあなあ日常』(徳間書店刊)
脚本:矢口史靖
脚本協力:矢口純子
撮影:芦澤明子
音楽:野村卓史
主題歌:マイア・ヒラサワ『Happiest Fool』

出演:
染谷将太 / 平野勇気
長澤まさみ / 石井直紀
伊藤英明 / 飯田ヨキ
優香 / 飯田みき
西田尚美 / 中村祐子
マキタスポーツ / 田辺巌
有福正志 / 小山三郎
田中要次 / 指導員B
小野敦子 / 飯田しげ
升水柚希 / 中村山太
佐藤和太 / 山根健二
清野菜名 / 高橋玲奈
菅原大吉 / 勇気の父
広岡由里子 / 勇気の母
青木健 / 内藤力
永沼伊久也 / 山本翔
近藤芳正 / 林業組合・専務
光石研 / 中村清一
柄本明 / 山根利郎

能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、
彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。
そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。
彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。
こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。
しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な
先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。
たまらず逃げ出そうとする勇気だったが…。



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矢口史靖監督作品はこれを含めて5本目(だと思う)。
今のところ、僕にとってはハズレ無し。
みんな面白かった。
ツッコミどころは満載ですけどね、どれも(笑)

とにかく、オススメですよ!

監督にとって、オリジナル脚本じゃない初の原作ものかな。
でも、矢口監督らしい作品に仕上がっていると思います。

三浦しをん作品はアニメ&TVも含めて8本が映像化されているようですが、
僕は今作と「舟を編む(2013)」の二本を観ています。
残念ながら原作はどれも読んでいません。
読みたいな~とは思っていますが・・・(^_^;)

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青春もの&コメディですが、農林水産省と林野庁の協力が得られただけのことはあります。
林業に対する敬意がちゃんと感じられる作品になっていますね。
林業が目先の利益に走らず、百年先まで考えてやっていく仕事ということがよく分かりました。

ただ僕は軽い高所恐怖症なので、あの種子を採る場面みたいな高いところ、絶対無理!
映画の場面なのにクラクラします。
よって、林業は出来ないな~(^_^;)

いつもお邪魔しているブログ「202日記」のさとちんさんが調べたところによると、
日本の林業従事者の数が平成2年以降増加傾向で推移し、平成22年には18%となり、
労働力の高齢化に歯止めがかかりつつあるとのこと。
ま~、この映画が原因というわけではないそうですが(笑)
でも良かったですよね!

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主演の染谷将太、最後までなんとなく情けない若者なんだけど、そんな彼なりに成長が感じられ、
とても良かったです。自宅に戻った時に、木の香りにつられて建築現場を見つけるなんて、ちゃんと
林業が体に染みついている証拠ですね。

染谷以外も、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、光石研、柄本明も良かった。
その他?の田中要次、近藤芳正も良かったですね。

元カノの玲奈が、スローライフ・サークルの連中とやって来た時に、平野勇気は林業の魅力に気付く!のですが、
そこはベタな設定(デリカシーのないバカ大学生と懸命に働く山の仲間の対比)ながら面白かったし、勇気の林業
への愛情の芽生えと尊敬が感じられ良かったです。

この時のバーベキューで焼いていたあんなに大きいハチの子は、僕も食べることは出来ません(^_^;)

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ベタと言えば、ヨギが鹿とぶつかって車を壊すとか、その鹿を自分で解体して晩御飯のおかずに出すとか、
おばあさん達が路上で麻雀している場面とか、自治会長がヤギと散歩しているとか、何気に田舎ネタが
面白かったです。

ヨギに突き落とされた勇気が、下半身をヒルだらけになって、みんなに“火”で取ってもらうのが
面白かった。知識としては知っているんですけどね、ヒルの対処の仕方は。
しかし、あんなデカいヒル、初めて見ました。
これも田舎ネタですね。

トラックの上でみんなで歌う民謡?も良かったですね。

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食後のコーヒーの場面も良かったな。
初めて勇気が木を切り倒す場面も良かった。
百年ものじゃないけど、そりゃ仕方がないよね(笑)
でもあの百年物の木って、本当に倒したんですよね、CGじゃなくて?

“まむし”が“うなぎ”って、どこら辺まで通じるのかな?
東京の高校生は知らなかったってことなんですね。

走るトラックの中からの視点で、ヨキが家の庭から飛び出して来て走っているトラックに乗り込むのを
撮った場面が面白かったです。

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クライマックスのお祭りは、バカバカしいまでの男と女のシンボルそのものの祭りですが、愛知県には
リアルな男性シンボルそのもののお祭りがあるので、それと比較すればカワイイものです(笑)

直紀が勇気をバイクに乗せて、ふんどしだけの男たちの中を走っていくのは、なかなかです。
ふと気が付けば、かなり恥ずかしいですね、直紀にとっては。

あのお祭りの木も本物かな・・・?
なら、スゴイよね。

暴走族の漢字に対するセンス、あいかわらずですね。
「愛羅武勇」って。

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子どもたちよ、習字に“ヒル”書くか?

エンドロールの後に、新しいパンフレット出来上がりますよ!

そうそう、知らない間に、美杉町なんですね。
ちょっと前まで美杉村だったのに。
平成の大合併か・・・。

☆予告↓







テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

太秦ライムライト(2013)
【2015/08/14 21:57】 映画う
太秦ライムライト(2013)

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上映時間 : 104分
製作国 : 日本

監督:落合賢
脚本:大野裕之
撮影:クリス・フライリク
美術:吉田孝
編集:洲崎千恵子
殺陣:清家三彦
出演:
福本清三 / 香美山清一
山本千尋 / 伊賀さつき
合田雅吏 / 川島明彦
萬田久子 / 田村美鶴
峰蘭太郎 / 東龍二郎
木下通博 / 太田邦彦
柴田善行 / 松本雄策
多井一晃 / 野々村たけし
中島ボイル / 天野達也
川嶋杏奈 / 田村鮎奈
尚玄 / 工藤淳
市瀬秀和 / 和田シゲル
和泉ちぬ / 北村京子
穂のか / 山崎奈緒
中村静香 / メグ
海老瀬はな / 香美山奈那子
仁科貴 / 先代 尾上清十郎の付き人
風間トオル / 本人役
中島貞夫 / 本人役
栗塚旭 / 本人役
本田博太郎 / 長沼兼一
小林稔侍 / 先代尾上清十郎
松方弘樹 / 尾上清十郎

太秦の日映撮影所で斬られ役一筋にがんばってきた誇り高き大部屋俳優の香美山清一。
かつては隆盛を極めた時代劇もいまやすっかり斜陽産業。
つくられる作品の本数は激減し、香美山も出番のない日が続く。
そんなある日、駆け出しの女優・伊賀さつきから殺陣の指導を請われ、渋々引き受けることに。
やがてさつきは稽古の甲斐あって、巡ってきたチャンスをモノにすると、
東京で一躍スター女優の仲間入りを果たす。
時は経ち、さつき主演の大型時代劇がつくられることに。
久々に太秦へと戻ってきたさつきは、香美山とついに再会できると期待に胸を膨らませるが…。



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作品自体(名前だけ・・・)は知っていましたが、特に興味も持てずレンタルもしませんでした。
その後ブログ仲間のつかりこさんが、“泣けた”とブログに書いていたのを読み、えっ!?
そういう作品?と興味をそそられレンタル予約しました。

☆つかりこさんのブログはこちら↓ 
斬られの達人は、太刀まわしも達人だった ~ 『太秦ライムライト』

え~とっ、7月初旬ごろかな、NHKーBSでこの映画の製作ドキュメンタリー「UZUMASAの火花」が
放映された(再放送らしい)のを観て、それが面白かったのでますます興味を持ちました。
そしてそのすぐ後に偶然読んだ雑誌で主演の福本清三のインタビューが掲載されていたので、
ますます興味を惹かれ、これは絶対観ないと!と思っていたところにDVDが到着しました。

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いや~、面白かったです。
正直なところ、作品自体は傑作とは言えず、平凡な出来といってもいいけど、大変楽しめました。
泣けるというのも分かります。

時代の変化についていけない男たちというか、時代の波に取り残された男たちというか、
兎に角、この作品を観て、サム・ペキンパーのワイルドバンチを思い出しました。

特にさつき主演の大型時代劇がつくられることになった時に香美山たちがスタジオに向かう場面は、
ワイルドバンチのパイクがたった4人の仲間で、200人強のマパッチ軍に立ち向かう時に言う“LET'S GO”
という掛け声を思い出しました。あの場面はかっこよかったな・・・。

滅びゆく男たちの美学と言えばよろしいのでしょうか、兎に角そんなことを思いながら観ておりました。

この映画が製作された成り行きはよく分からないのですが、BSのドキュメンタリーによれば、
監督はアメリカでハリウッド流の映画作法を勉強した日本人で、撮影監督はアメリカ人。

そんな二人が、何故か京都は太秦という日本のチャンバラの本場で、チャンバラ映画を撮るという
実に不思議な作品なんですね。勿論監督とカメラマン以外は普通に日本の映画関係者のようです。

ドキュメンタリーは、そんなハリウッド仕込みの二人と日本の映画関係者達のせめぎ合いみたいなものを
捉えていて、なかなか興味深いものでした。

僕は実はチャンバラ(殺陣)はよく分からないので、非常にこのドキュメンタリーは勉強になりました。

そんなドキュメンタリーを観た後に、この映画を観たので、さぞハリウッド流になっていると思いきや、
どちらかというと日本の流儀に忠実だったので、それはそれでへ~と思いながら観ていました。

そのドクメンタリーの中で比較されていたのが、福本清三が出演していたトム・クルーズ主演の「ラストサムライ」。
日本の殺陣のシーンというと、ある程度の長さの芝居を切らずに撮影するのですが、ハリウッドのアクション・シーンは
短いカットを編集でつなげる方法です。一つのアクション・シーンを色々な角度から何度も撮ります。
で、落合賢監督とクリス・フライリク撮影監督も、その流儀で殺陣の場面を色々な角度から撮り直します。
でも、日本の殺陣は、一つのカメラに対してのみ対応しているお芝居で、角度が違うカメラからだと、その“嘘”が
ばれちゃうんですね。早い話が、刀と刀って実際には当たっていないんですよ。だから違う角度で撮影をし直すと、
刀と刀はぶつかっていないし、人にも当たっていないということがバレちゃうので、おかしなことになっちゃいます。

ハリウッド流の分かりやすい例として、スター・ウォーズの「ライトセーバー」がありますよね。
あれって、最初っから“光っている部分”は無いので、後からCGでつけるだけですよね。

この太秦ライムライトでも、アイドル俳優が“刃”の無い刀で撮影する場面がありますが、
殺陣が出来ないと、そういうことになっちゃいますよね。

ジェット・リーが欧米で主演した作品に対して、昔からのファンが、あの細切れのアクション・シーンは
何とかならないのかと不満をこぼしていましたが、そいうものなんですね。

ただ僕の場合は、ハリウッド流に慣れちゃっているので、そのようにちゃんと解説されると、おぉ~!と
驚いてしまう情けない日本人なので・・・(^_^;)。

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え~っと、話を戻すと、滅びていく者たちへのレクイエムという意味では、ワイルドバンチなんですが、
ライムライトということで言えば、勿論チャップリンのあの作品、

この名作を、僕は多分観ていない。“多分”という確証の無さが哀しいのですが・・・。
確証はないけど、これだけの名作だとあらすじは知っています(^_^;)。
そのライムライトにオマージュを捧げたといことなら、この映画のもう一つのテーマは、
香美山に対するさつきの慕情ということですよね。
老師匠に対する敬愛。或いは父親的なものに対する憧憬。そんなところでしょうか。

それともう一つ重要なテーマがあって、福本清三の自伝的著作「どこかで誰かが見ていてくれる」という
本があるらしいのですが、その題名が重要な言葉(台詞)になっています。

香美山のモデルは福本清三自身であり、「5万回斬られた男」というキャッチコピーで宣伝されていて、
五十年以上も斬られ役を演じつづけてきたということを観客は十分知ってこの映画を観ているので、
「どこかで誰かが見ていてくれる」という言葉にグッときちゃうんですね。

正直、福本清三は切られ役は上手いけど、主演ということでは上手いわけじゃない。
でも、職人としての役者人生からにじみ出てくる凛とした佇まいは、とても素晴らしい。
いぶし銀という言葉がとってもピッタリ合うと思う。

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さつき役の山本千尋は、太極拳の選手で、世界ジュニア武術選手権大会で金メダル1枚、銀メダル2枚を
獲得したそうです。流石に若いのに殺陣の呑み込みは早い。

一つ不満があります。彼女の責任ではないけど、ヒロインがブレイクした後の衣装がダサ過ぎ(笑)。

ラストは泣けるよね!

☆予告↓





テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)
【2015/02/19 21:01】 映画う
ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)
 THE WOLF OF WALL STREET

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上映時間 : 179分
製作国 : アメリカ
映倫 : R18+

監督:マーティン・スコセッシ
原作:ジョーダン・ベルフォート
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』/『ウォール街狂乱日記』(早川書房刊)
脚本:テレンス・ウィンター
出演:
レオナルド・ディカプリオ / ジョーダン・ベルフォート
ジョナ・ヒル / ドニー・アゾフ
マーゴット・ロビー / ナオミ
マシュー・マコノヒー / マーク・ハンナ
ジョン・ファヴロー / マニー・リスキン
カイル・チャンドラー / パトリック・デナム
ロブ・ライナー / マックス・ベルフォート
ジャン・デュジャルダン / ジャン=ジャック
ジョン・バーンサル / ブラッド
ジョアンナ・ラムレイ / エマ
クリスティン・ミリオティ / テレサ
クリスティーン・エバーソール / リー・ベルフォート
P・J・バーン / ニッキー
ケネス・チョイ / チェスター
ブライアン・サッカ / ロビー
ヘンリー・ジェブロフスキー / オールデン
イーサン・サプリー / トビー
ジェイク・ホフマン / スティーブ・マッデン
ステファニー・カーツバ / キミー

80年代後半のウォール街。
証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、
富裕層をカモにそのモラルなき巧みなセールストークで瞬く間に会社を
社員700人の大企業へと成長させ、自らも年収49億円の億万長者となる。
ドラッグでキメまくり、セックスとパーティに明け暮れた彼のクレイジーな
豪遊ライフは衆目を集め、いつしか“ウォール街の狼”と呼ばれて時代の寵児に。
当然のように捜査当局もそんな彼を放ってはおかなかったが…。




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これ面白いよ!とオススメされていたのですが、179分もあるので躊躇していました。
去年の作品の評価がいろいろでてきたところ、相変わらずオススメの一本だったので、
やっと観ました。確かに長かった! 疲れた! けど、面白かった!

これがものすごいエネルギーの塊のような作品で、1942年生まれの監督のものとは思えない。
最初っから最後まで、立ちっぱなしのロック・コンサートのような感じです。
テンション高すぎ!

内容もセックス&ドラッグ&ロックン・ロールと叫びたくなるようなもので、
映画的誇張があるにせよ、バカバカしいまでの凄さです(笑)。

こんな場面や↓

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あんな場面や↓

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こんなのも↓・・・R-18当然ですね(笑)。

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マシュー・マコノヒーはちょっとしか出ていませんが、儲け役です。
ディカプリオとジョナ・ヒルは熱演です。
ロブ・ライナー(ディカプリオの父役)だって、ぶっ飛んでいます。

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アカデミー賞にノミネートされたのはご愛嬌でしょう。
これは賞云々の作品じゃないです。
傑作ではなく、快作でもなく、怪作です(笑)。

☆予告↓



曲がちょっと渋かったので↓
Allen Toussaint久々に聴きました。

☆Allen Toussaint - Cast Your Fate To The Wind



スコセッシの親友?のロビー(元ザ・バンド)の作品↓
この人も久しぶりです。

☆The Money Chant - Performed by Robbie Robertson ft. Matthew McConaughey






テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ウッドストックがやってくる!(2009)
【2013/04/20 20:50】 映画う
ウッドストックがやってくる!(2009)
 TAKING WOODSTOCK

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上映時間 : 121分
製作国 : アメリカ
映倫 : R15+

監督:アン・リー
原作:エリオット・タイバー
『ウッドストックがやってくる』(河出書房新社刊)
トム・モンテ
脚本:ジェームズ・シェイマス

出演:
ディミトリ・マーティン / エリオット・タイチバーグ
ダン・フォグラー / デヴォン
ヘンリー・グッドマン / ジェイク・タイチバーグ
ジョナサン・グロフ / マイケル・ラング
ユージン・レヴィ / マックス・ヤスガー
ジェフリー・ディーン・モーガン / ダン
イメルダ・スタウントン / ソニア・タイチバーグ
ポール・ダノ / フォルクス・ワーゲン男
ケリ・ガーナー / フォルクス・ワーゲン女
メイミー・ガマー / ティシャ
エミール・ハーシュ / ビリー
リーヴ・シュレイバー / ヴィルマ

1969年夏。
ニューヨークでインテリア・デザイナーとして活躍する青年エリオットの悩みの種は、
郊外の小さな町ホワイトレイクで両親が経営しているおんぼろモーテルのこと。
借金がかさみ、銀行から営業停止を迫られているこのモーテルをなんとか救済しようと
奔走するものの、返済のメドは一向に立たなかった。
そんな時、近隣の町ウォールキルで行われる予定だったウッドストック・フェスティバルが
地元住民の反対で中止の危機に直面していると知ったエリオット。
彼は、これをホワイトレイクに招致してモーテルの宿泊客増加を目論む。
すぐさま主催者と掛け合い、思いの外とんとん拍子に話が進んでいくのだったが…。



本作は、1969年に行われた歴史的野外音楽イベント“ウッドストック・フェスティバル”を、
ふとしたきっかけからその誘致に奔走し、成功させたエリオット・タイバーの回想録を、
アン・リー監督が映画化した青春ストーリー。


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「ウッドストック・フェスティバル」を詳しく知らない人の為に予備知識を↓
(資料はYAMAHAのおんがく日めくりより)

ちょっと長いけど読んでね。

「平和と音楽の3日間」と名付けられたウッドストック・フェスティバルは、
当時のアメリカのヒッピー文化を象徴する巨大な野外コンサートで、
8月15日の午後5時7分リッチー・ヘブンスの歌で幕を開け、
18日の朝ジミ・ヘンドリックスがアメリカ国歌の「星条旗よ永遠なれ」を最後に
ステージを降りるまでの3日半に及びました。


主な出演者は、ラビ・シャンカール、ジョーン・バエズ、サンタナ、ジャニス・ジョプリン、
スライ&ザ・ファミリー・ストーン、グレイトフル・デッド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、
ザ・フー、ジェファーソン・エアプレーン、 ザ・バンド、クロスビー・スティルス&ナッシュ、
ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、といったそうそうたる顔ぶれ。
主催者側が予想した20万人を、さらに大きく上回る50万人もの観客が全米各地から集まったのです。


フェスティバルは、もともとボブ・ディランら多くのアーティストが住んでいた
ウッドストックで行われる予定でしたが、直前になって住民や市当局の反対で
ニューヨーク郊外のベセルにあるヤスガー農場に会場を変更。
ステージはもちろん駐車場や食料等全てが準備不足のままスタートすることになります。
その結果ハイウェイは駐車車両に塞がれて数十キロに渡って渋滞し、
出演者は全てヘリコプターで会場に運ばれました。また予想を遥かに上回る入場者をさばき切れず、
最終的には会場を囲むフェンスが取り払われて、入場無料のフリー・コンサートとなったのです。
会場内では交通事故等による数人の死者が出た一方、2件の出産もあり、
さらに食料不足を聞いた地元住民達によって数千個のサンドイッチが空輸されたりもしました。


このように全てが型破りだったこのフェスティバルで最も特筆すべきことは、
この3日半の間、暴力や犯罪が1件も記録されなかったことです。
これは会場に集まった50万人もの人々が、互いに助け合い、
音楽と食料を分かち合って3日間の共同生活を成功させたことを意味しました。
そしてこの様子は、ドキュメンタリー映画『ウッドストック』として世界中で上映され、
フェスティバルは、べトナム戦争下の若者が生み出したカウンター・カルチャーの成果として
永遠に記憶されることとなったのです。




ちょっと年配の洋楽ロックファンには堪らない作品です。

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肝心の演奏場面は、権利問題とかの関係でドキュメンタリー映像の使用ができないためか、
或いは、俳優に演じてもらうのはどうかな~?と監督が思ったのかはわかりませんが、
この映画ではありません。

もっとも作品を観ていただければわかるように、主人公は会場にたどり着けなかった!
だから演奏場面が無いのは当然ですね。

僕は残念ながら1969年頃はまだほんのこどもだったので、
当然のことですが当時のヒッピー文化等は後からの知識です。

僕が洋楽を聴きだしたころは、まだ“ウッドストック”に対して
特別な思い入れが世の中に充満していたので、否応なくその影響を
受けてしまいました。

だから、この作品は実話だけど、お伽噺のようで、
正直言うとちょっと物足りないんだけど、良かった(#^.^#)。

“ウッドストック”に興味の無い人にとっては、
だから何?って感じになるかもしれない。

個人的には、あのトイレ掃除をするお父さんが出演して嬉しかった。

あの農場主のオヤジはドキュメンタリーと随分イメージが違っているような・・・。

この映画で初めてわかったのは、主人公のお母さん。
ちょっと勘弁して欲しい。
お父さんも息子もよく付き合っているよね。
耐えられないタイプです(T_T)。

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予告↓




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画




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