バニーマン日記
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罪の手ざわり(2013)
【2015/05/15 20:13】 映画つ
罪の手ざわり(2013)
 天注定
 A TOUCH OF SIN

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上映時間 : 129分
製作国 : 中国/日本
映倫 : R15+

監督:ジャ・ジャンクー
脚本:ジャ・ジャンクー
撮影:ユー・リクウァイ
音楽:リン・チャン
出演:
チャオ・タオ / シャオユー(小玉)
チアン・ウー / ダーハイ(大海)
ワン・バオチャン / チョウ(周)
ルオ・ランシャン / シャオホイ(小輝)
チャン・ジャーイー / ヨウリャン(佑良)
リー・モン / リェンロン(蓮蓉)
ハン・サンミン / サンミン
ワン・ホンウェイ / サウナ客

山西省に暮らす炭鉱夫のダーハイ。
村の共同所有だった炭鉱の利益が、同級生の実業家ジャオと村長によって
不当に独占されていることに激しい怒りを募らせる。
重慶に妻子を残し、村を出た男チョウ。
出稼ぎと偽り、各地で強盗を繰り返していた。妻は、
夫が単なる出稼ぎに行っているのではないと感づいてしまう。
湖北省で風俗サウナの受付係をしているシャオユー。
ある日、非常識な客に札束で殴られセックスを強要される。
広東省の縫製工場で働く青年シャオホイは、勤務中に同僚を
怪我させてしまい金銭的に追い詰められていく。
そんな中、ナイトクラブのダンサー、リェンロンと出会い、心惹かれていく…。




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ジャ・ジャンクー監督の作品はこれが初めてです。
有名な「長江哀歌」はなんとなく寝そうだったので(^_^;)観ていません。

今作はオフィス北野の森昌行社長が製作総指揮を務めています。
それが今作における暴力性と関係あるのか、もともとそういうタイプの監督なのかは知りません。

僕はそれなりに楽しめましたが、人を選ぶ作品ですね。
好き嫌いがはっきり分かれるタイプです。
北野武監督作品が好きな方は違和感が無いかも。
って、北野作品を僕はそんなに観ていないんですよね・・・(^_^;)。
北野ファン、違っていたら申し訳ない。

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4つの事件が描かれていますが、一応元ネタがあるそうです。
残念なのはそれぞれのエピソードが何の関係も無いこと。
単に4つの話を並べたオムニバス映画ですね。
そこはなんとか脚本の力で絶妙に絡み合う作品にしてもらいたかったです。

カンヌで脚本賞を取ったというのは信じられない・・・。

オープニングの場面でダーハイとチョウが交差するのですが、それだけ。
観終わって、あれって何だったと思っちゃいました。
それぞれの話は面白かったのに、えーっ?何だよこれっていう感想です。

このオープニングはとっても良いです。
チョウの一連の反撃行動とか、トラックとトマトとかとっても良いだけに
ホント残念な結果になってしまいました。

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で、それぞれの事件は理不尽な行為に対する反撃だったり、無差別強盗殺人だったり、
唐突な自殺だったりするわけですが、中国的ともいえるし、世界のどこかで起きている
ありふれた事件ともいえる。

大人(ダーハイ、チョウ、シャオユー)は外に向かって反撃するのに、若者のシャオホイだけは
怒りや悲しみを自分に向けてしまう。それがとっても悲しいですね。

むしろ中国的といえるのは、この作品が中国国内で観ることが出来ない(らしい)ということです。
(今は観ることが出来るのかな・・・? 違っていたらごめんなさい。)
キツネ狩りは一生懸命なんだけどね、かの国の代表は・・・。

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僕が、蛇とか京劇とかが何のメタファーなのか分からないのも我ながら残念です(^_^;)。

単なるオムニバス映画になってしまったのは甚だ残念ですが、基本的には僕は面白かった。

セリフは少なく、状況説明はもっと少ないのですが、それほど分かりにくいということは無かった。
いや、この映画の主人公達の行動(暴力、自殺)は、その動機を探ろうとすると、何故?と言わざる
得ない類のものですが、それをせざる得ないというのが中国的と理解すると面白いです。

だから何故?が頭から抜けないと、つまらない作品かもしれない。

内容に関係ないけど、青年シャオホイが好きになる女性のメイクしているときと
そうでないときの差がものすごくって、最初別の人かと思いました。

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それと青年シャオホイが働くナイトクラブのある街や、シャオユーが働く風俗サウナのある街が、
繁華街のはずなんだけど、なんともさびれていて妙な雰囲気を醸し出していました。

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☆予告↓






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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

冷たい熱帯魚(2010)
【2012/03/18 20:25】 映画つ
冷たい熱帯魚(2010)
 COLDFISH

上映時間 146分
製作国 日本
映倫 R18+

監督:園子温
脚本:園子温
高橋ヨシキ

出演:
吹越満 / 社本信行
でんでん / 村田幸雄
黒沢あすか / 村田愛子
神楽坂恵 / 社本妙子
梶原ひかり / 社本美津子
渡辺哲 / 筒井高康
諏訪太朗 / 吉田

2009年1月14日。
小さな熱帯魚屋を経営する社本信行とその妻・妙子は、
万引で捕まった娘・美津子を引き取りにスーパーへと向かう。
すると、その場に居合わせた店長の知り合いという村田幸雄の取りなしで、
美津子は何とか無罪放免に。
村田も熱帯魚屋のオーナーだったが、規模は社本の店とは
比べものにならないほど大きなものだった。
人の良さそうな村田は、美津子を自分の店で預かってもいいと提案、
継母である妙子との不仲に頭を痛めていた社本は、
その申し出を受入れることに。
さらに村田は、高級熱帯魚の繁殖という儲け話にも社本を誘い込む。
その口の上手さと押しの強さを前に、いつの間にか村田のペースに
呑み込まれてしまう社本だったが…。



先日の韓国映画“悪魔を見た”と同じことを書く。

エロ、グロ、暴力てんこ盛り、R18指定当然の作品。
気の弱い人は観ないほうがいいと思います。


さすが園子温!
韓国のパワーに対抗できるのは彼だけか!?

しかし“悪魔を見た”を観た後では、さして気持ち悪くならない(笑)。

でもそれは、この作品の勢いが足りないのではなく、
被害者が女性じゃないからだと思う。

“悪魔を見た”の極悪非道さが突出しているのは、
女性をレイプした後、殺害するからだと思う。
その殺害方法も非道いしね。

その点、この作品は、殺害されるのがオヤジなので、
それが残酷さをやわらげていると思う。
(比較の問題であって、これはこれで十分グロいです)。

このでんでんが演じる村田幸雄という人物、
日本映画史上一番の悪人といっても問題ないでしょう。

吹越満演じる社本信行じゃなくても、村田の勢いに負けて
ずるずると犯罪に加担しちゃうんじゃないかな。
恐ろしい・・・。

ラストはちょっとビックリ。
こんなオチにするとは。

好き嫌いはともかく、凄い作品であることは間違いない。
キネ旬では3位でした。

しかし、こんな作品ばかり観ているとおかしくなるな・・・。



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