バニーマン日記
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ルーム(2015)
【2016/10/21 22:19】 映画る
ルーム(2015)
 ROOM

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上映時間 : 118分
製作国 : アイルランド/カナダ

監督:レニー・アブラハムソン
原作:エマ・ドナヒュー『部屋』(講談社刊)
脚本:エマ・ドナヒュー
音楽:スティーヴン・レニックス
出演:
ブリー・ラーソン / ママ/ジョイ
ジェイコブ・トレンブレイ / ジャック
ジョーン・アレン / ばあば/ナンシー
ショーン・ブリジャース / オールド・ニック
ウィリアム・H・メイシー / じいじ/ロバート
トム・マッカムス / レオ
アマンダ・ブルジェル / パーカー巡査
ジョー・ピングー / グラボウスキー巡査
キャス・アンヴァー / ミッタル医師
ランダル・エドワーズ / 弁護士
ウェンディ・クルーソン / インタビュアー

5歳の誕生日を迎えたジャックは、狭い部屋に母親と2人で暮らしていた。
外の景色は天窓から見える空だけ。
母親からは部屋の外には何もないと教えられ、部屋の中が世界の全てだと信じていた。
2人はある男によってこの部屋に監禁されていたのだった。
しかし母親は真実を明かす決断をし、部屋の外には本物の広い世界があるのだとジャックに教える。
そしてここから脱出するために、ついに行動を開始するのだったが…。



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「監禁」というと1965年の映画「コレクター」を思い出します。
その後、1997年に、1965年版と何の関係もないけど監禁ということでは同じ題材で、題名も同じ
「コレクター」が発表されています。
ちょっとタイプは違うけど、2010年の「灼熱の魂」もある種の監禁による悲劇。
ただこの映画は宗教がテーマですけどね。
どちらの「コレクター」も「灼熱の魂」も、そしてこの「ルーム」も女性には気分が良くない
というかキツイ作品たちではありますが、それぞれオススメです。

今作はフリッツル事件を基に書かれた小説の映画化ということなのですが、フリッツル事件そのものとは
まったく関係ないお話みたいですね。監禁と妊娠と出産をモチーフにしたというかんじのようです。
脚本は原作者が担当。

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この「ルーム」は、監禁状態からの脱出後も重要なテーマになっています。
被害者の女性とその子供、被害者の家族、マスコミなどの問題が描かれていて、
脱出したからそれで解決とはならない、ということがよく分ります。

アカデミー賞主演女優賞受賞のブリー・ラーソンはやはり素晴らしいけど、
何と言っても子役(ジャック役)のジェイコブ・トレンブレイがスゴイですね。
この後、どんな役者に成長していくのかな・・・?

5歳になるまでを回想場面ではなく彼の独白で説明するのは良かったと思う。
脱出後の彼の視点もいろいろと考えさせられる。

その脱出劇は、ツッコミどころ満載ながら、ドキドキします。
ご都合主義すぎるとは思うけど、犬を散歩中の男性のおせっかい?や、女性警官がとっても
優秀なことで犯人逮捕と母親の救出が迅速に行われたのはメデタシです(笑)

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問題はその後なんですよね。

脱出解放されたばかりの母親が、ちょっと気丈過ぎると思える行動をとるのですが、子どもを
守ろうとする母親ならではの精神状態がそうさせたのかなと理解していたら、やっぱり反動が・・・。
むしろダウンしちゃったジョイの方が、当然の結果だと思う。

反対に、最初は祖母に返事をすることすらできなかった子どもの方が、あれよあれよと順応していく。
生まれて脱出するまで、母親と二人きりの生活しか知らず、“世界”の存在も脱出する寸前に初めて
知らされたジャックには、“へや”以外の世界への接し方は恐怖であったでしょうね。
でも祖母、そして義理の祖父、犬のシェイマス、近所の同世代の子供と一歩一歩広がっていく“世界”。
ジャックがまだ小さい子供だったから、よかったのかな。

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大人の反応という点では、実の祖父が、孫に声をかけることも見ることも出来ないというのは、
その行動の善悪という判断はともかく、そういう対応しかできないのも理解はできます。
悲しいけれでも。仕方がないか・・・。

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ラスト、ジャックが“へや”を見に戻ります。
そのころには母親もかなり良くなっているので、一緒に見に行くのですが、
なるほど、ジャックはそうやってケジメをつけ、新しい一歩を踏み出していくのかと、
天気は良くないけど、その未来は明るい兆しが感じられホッとします。

☆予告





そうそう、アメリカのロック・バンド、ソウル・アサイラムの“Runaway Train”を思い出しました。
この曲のPVで行方不明の子供の写真を公開したところ、何人も名乗り出たり、発見されたりしたそうです。

☆Soul Asylum - Runaway Train









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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ル・アーヴルの靴みがき(2011)
【2013/07/24 20:55】 映画る
ル・アーヴルの靴みがき(2011)
 LE HAVRE

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上映時間 : 93分
製作国 : フィンランド/フランス/ドイツ

監督:アキ・カウリスマキ
製作:アキ・カウリスマキ
脚本:アキ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
美術:ヴァウター・ズーン
衣装:フレッド・カンビエ
編集:ティモ・リンナサロ

出演:
アンドレ・ウィルム / マルセル・マルクス
カティ・オウティネン / アルレッティ
ジャン=ピエール・ダルッサン / モネ警視
ブロンダン・ミゲル / イドリッサ
エリナ・サロ / クレール
イヴリーヌ・ディディ / イヴェット
クォック=デュン・グエン / チャング
フランソワ・モニエ / ジャン=ピエール
ロベルト・ピアッツァ / リトル・ボブ
ピエール・エテックス / ベッカー医師
ジャン=ピエール・レオ / 密告者

北フランスの港町ル・アーヴル。
かつてパリでボヘミアン生活を送っていたマルセル。
今はここル・アーヴルで靴みがきの仕事をしながら、
愛する妻アルレッティとつましくも満たされた日々を送っていた。
しかしある日、アルレッティが倒れて入院してしまう。
やがて医者から余命宣告を受けたアルレッティだったが、そのことをマルセルには隠し通す。
そんな中、マルセルはアフリカからの密航者で警察に追われる少年イドリッサと出会い、彼をかくまうことに。
そして、母がいるロンドンに行きたいという彼の願いを叶えてあげるべく、
近所の仲間たちの協力を得ながら密航費の工面に奔走するマルセルだったが…。



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フィンランドを代表するアキ・カウリスマキ監督の5年ぶりの作品。

今作に限ったことではないが、奇妙で、ぎこちなく、不自然で、
非現実的で、お伽噺のようで、オールド・ファッションで、
でも“今”を表現している不思議な作品。

さらに言えば、出演者達がそろいもそろって、無表情というのもいつものことか。

で、これが面白いのか?と聞かれたら、面白いと答えます。

実に不思議な味わいの作品です。

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リトル・ボブによるチャリティ・コンサートは最高です。

題名は“ル・アーヴルの奇蹟”でもいいか・・・。

予告↓




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