バニーマン日記
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映画ネタ、音楽ネタを中心に思いつくまま適当に書いていきます。
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オデッセイ(2015)
【2016/07/26 21:18】 映画お
オデッセイ(2015)
 THE MARTIAN

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上映時間 : 142分
製作国 : アメリカ

監督:リドリー・スコット
原作:アンディ・ウィアー『火星の人』
脚本:ドリュー・ゴダード
撮影:ダリウス・ウォルスキー
プロダクションデザイン:アーサー・マックス
出演:
マット・デイモン / マーク・ワトニー / アレス3ミッションのエンジニア兼植物学者
ジェシカ・チャステイン / メリッサ・ルイス / アレス3ミッションの指揮官兼地質学者
クリステン・ウィグ / アニー・モントローズ / NASA広報統括責任者
ジェフ・ダニエルズ / テディ・サンダース / NASA長官
マイケル・ペーニャ / リック・マルティネス / アレス3ミッションの操縦士
ケイト・マーラ / ベス・ヨハンセン / アレス3ミッションのシステムオペレーター兼原子炉技術者
ショーン・ビーン / ミッチ・ヘンダーソン / NASA〈アレス3ミッション〉フライトディレクター
セバスチャン・スタン / クリス・ベック / アレス3ミッションの航空宇宙医師兼生物学者
アクセル・ヘニー / アレックス・フォーゲル / アレス3ミッションの科学者兼天体物理学者
キウェテル・イジョフォー / ビンセント・カプーア / NASA火星探査統括責任者
ベネディクト・ウォン / ブルース・ン / JPLの所長
マッケンジー・デイヴィス / ミンディ・パーク / NASAの衛星制御エンジニア
ドナルド・グローヴァー / リッチ・パーネル / JPLの科学者
ニック・モハメッド / ティム・グライムズ / JPLの科学者
チェン・シュー / チュー・タオ / 中国国家航天局の副主任科学者
エディ・コー / グオ・ミン / 中国国家航天局の主任科学者
エンゾ・シレンティ / マイク・ワトキンス
ジョナサン・アリス/ ブレンダン・ハッチ / NASAの衛星制御エンジニア
ナオミ・スコット / リョーコ(マルティネスの妻?)

人類3度目となる火星の有人探査計画“アレス3”は、いきなり猛烈な
砂嵐に見舞われ、ミッション開始早々に中止を余儀なくされる。
さらに、クルーの一人で植物学者の宇宙飛行士マーク・ワトニーが、
撤収作業中に折れたアンテナの直撃を受けて吹き飛ばされ行方不明に。
事故の状況から生存は絶望視される中、リーダーのメリッサ・ルイスは
他のクルーを守るため、ワトニーの捜索を断念して急ぎ火星から脱出する。
ミッションの行方を見守っていた地球でもNASAのサンダース長官が、
ワトニーの悲しい死を全世界に発表する――。
ところが、ワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。
しかし、通信手段は断たれた上、次のミッション“アレス4”が
火星にやってくるのは4年後。
残っている食料はどんなに切り詰めても絶望的に足りない。
そんな状況にもかかわらず、決して希望を失うことなく、
目の前の問題を一つひとつクリアしていくワトニーだったが…。



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面白いです!
オススメ!
142分という長さも気になりませんでした。

そうか監督ってリドリー・スコットでしたね。
彼がこんなに普通に面白い作品を撮るなんて(笑)

the mart-11

科学的に正しいのかどうかは、僕がまったくそちらの知識に乏しいので何とも言えないけど、
どうもかなりツッコミどころ満載のような・・・(^_^;)
僕でも思わず“マジかっ!?”と叫んでしまう場面も多々ありですが、それもご愛嬌。

作品のジャンルがSF&冒険&コメディとなっているので、ツッコミどころ満載で問題なし(笑)
でも、とにかく観ていて、“おいおい!?”だらけですが・・・。

マット・デイモンの一人芝居の場面が多いのですが、彼が演じる主人公マーク・ワトニーの
ポジティブなキャラとユーモアたっぷりの台詞で、飽きることがありません。

実際のところは、地球の場面ってかなり多くて、言われるほどマット・デイモンだけの映画じゃないです。

しかし、僕は絶対こんな設定で、生き抜けないな。
ホント、知識って重要ですね。
ちゃんと勉強しないと(笑)
あと、諦めないこと!ですね。

自分一人で手術するのは無理ですね~。
百姓も出来ないし・・・。
そういうことが出来る人が、宇宙飛行士に選ばれるんですね!

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ビックリが、中国に対するハリウッドの態度!
変わりましたよね。以前はメチャクチャ酷い扱いだったのに。
市場が変わると、こうも変わっちゃうのか(笑)

マット・デイモン以外の出演者についてあれこれ。

まずはクリステン・ウィグ。
“サタデー・ナイト・ライブ”で出世したコメディエンヌということと、
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン”の印象が強すぎて、
NASA広報統括責任者という堅い役柄にビックリですが、良かったです。

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キウェテル・イジョフォーは“それでも夜は明ける”の主人公ということに
まったく気が付きませんでした・・・(^_^;)

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ケイト・マーラはルーニー・マーラの姉ですね。
って、それだけですが。
マーク・ワトニーにボロクソに言われる役でした(笑)

ジェシカ・チャステインとジェフ・ダニエルズのお二人は、まったく問題なく、違和感なく、
それぞれの役に馴染んでいました。

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ショーン・ビーンは、どこがどうのということではなく、上手く言えないけど、今までの彼の
イメージとちょっと違った役柄だったような・・・。

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ミンディ・パーク役(マーク生存を発見するNASAの衛星制御エンジニア)のマッケンジー・デイヴィス、
メガネ顔が可愛かった(笑)

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そうそう、リョーコ役のナオミ・スコットって、誰?
というか、どこにそんな日本語名の人出ていた?

the mart-12

ルイス指揮官の趣味の悪い!?70年代のディスコ・ソングの数々は笑えるが、
ドナ・サマーの“ホット・スタッフ”、オージェイズの“ラブ・トレイン”や
アバの“恋のウォータールー(ナポレオン・ボナパルトのワーテルローのこと)”は
わかりました。

ルイス指揮官の夫がアバのアナログ盤を、妻のために入手したのは微笑ましいです。

デヴィッド・ボウイの“スターマン”は、あの場面での使用はベタながらよかったですね。

日本語題名の“オデッセイ”は、そりゃイメージとしてはわかりますが、“火星の人”でいいんじゃない?

☆予告








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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

お盆
【2016/07/15 21:18】 日記
今日は、僕の住んでいるところでは、お盆です。

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僕が子供の頃は、舟を川に流していましたが、地球によろしくないということで、
今は提灯を飾ります。

たしかに、お盆の次の日は、川がゴミだらけだったので、仕方がないですね。

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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

エール!(2014)
【2016/07/09 20:47】 映画え
エール!(2014)
 LA FAMILLE BELIER
 THE BELIER FAMILY

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上映時間 : 105分
製作国 : フランス

監督:エリック・ラルティゴ
原案:ヴィクトリア・ベドス
脚本:ヴィクトリア・ベドス
スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ
トマ・ビデガン
撮影:ロマン・ヴァンダン
音楽:エフゲニー・ガルペリン
サーシャ・ガルペリン
出演:
ルアンヌ・エメラ / ポーラ・ベリエ
カリン・ヴィアール / ジジ・ベリエ(ママ)
フランソワ・ダミアン / ロドルフ・ベリエ(パパ)
エリック・エルモスニーノ / トマソン先生
ロクサーヌ・デュラン / マチルド
イリアン・ベルガラ / ガブリエル
リュカ・ゲルベルグ / カンタン(弟)
マール・ソデュープ / Mademoiselle Dos Santos
ステファン・ヴォイトヴィッチ / 村長
ジェローム・キルシャー / 医師

フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、
両親も弟も全員耳が聴こえない。
それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、
明るく楽しい家庭を築いていた。
そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校の
オーディションを受けることを勧められる。
歌手になることを夢みるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない
家族は、彼女なしでは日常生活もままならないと、動揺を隠せない。
夢は諦めきれないが、家族のことを思うとどうしても
パリ行きを決断できないポーラだったが…。



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今回はこの映画のハイライトから。
主人公がフランス語と手話で歌う場面です。
曲はミシェル・サルドゥ作の「青春の翼」

☆LA FAMILLE BELIERS / VERSTEHEN SIE DIE BELIERS? - JE VOLE



この映画、この場面で泣きます(笑)

残念ながらこの映像には日本語訳がついていませんが、
当たり前ですが日本語対応のDVDはちゃんと訳詩があって、
その歌詞があまりに主人公の気持ちを代弁していて、
審査員の先生が、“お嬢さん、いい選曲だ”と言いますが、
まさにその通り!と唸ってしまいます。
この歌が初めに決まっていて、それからストーリーを
考えたんじゃないかと思っちゃうくらいです。

ちゃんと訳詩をアップしていた方がいました。
良い人ですね!

☆青春の翼

作詞:ミッシェル・サルドゥー、ピエール・ビヨン 
作曲:ミッシェル・サルドゥー
(翻訳:古田由紀子※日本語字幕より)

ねえ パパとママ 僕は行くよ 旅立つんだ  今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう

無言のまま 不安げなママ 感じてたんだね
聞こえてたんだね きっと

僕は大丈夫 そう答えると ママは うなずき パパは無理に笑う
振り返らない 遠ざかる 駅から駅へ やがて 海へ

僕は行くよ 今旅立つ 飛び立つんだ 今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう

見たかもしれない パパとママは 僕の涙を
でも戻らない 進もう

人生を信じて 自分を見つめる
どう生きよう 思いにふける 独り

息が詰まる この鳥カゴ
胸がつかえ 歌えない 思いきり

ねえ パパとママ 僕は行くよ 旅立つんだ 今夜
逃げるんじゃない 飛び立つんだ
酒もタバコも 捨てて 飛ぼう
飛ぼう 飛ぼう




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で、ここからが普通に感想書きます。

障碍者の話というと、お涙頂戴ものになって、なんだかな~と思う作品が多いものですが、
フランス映画というと、「最強のふたり」も主人公がぶっ飛んでいたので、湿っぽくならずに
済みましたが、今作も障碍者である両親がぶっ飛んでいます(笑)

兎に角、このお二人、デリカシーが無く、商売におけるサービス精神に欠ける(笑)

一家の中で声が聞こえるのが娘だけなので、なにかと彼女に通訳を頼む。
母親が下半身の病気なので、医者に行くのですが、勿論娘が通訳を務める。
医者が母親の症状が改善しないのは父親にも責任があるというのを伝えるのも勿論娘。
そして医者からセックスはしばらくお預けと言われるが、それも勿論娘が伝える。
それなのにこの両親ときたら、真昼間からやりだす!

母親は娘が自分に似ていなくて、なかなか“大人の女”にならないことが心配。
そんな娘にとって不幸は、男友達が来ている時に限って、生理がきちゃったこと。
母親は喜んで興奮のあまり、娘の男友達や弟や父親に“シミ”のついたジーパンを
見せびらかすんです・・・あーぁっ、なんて親だ!

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そして弟も頭の中は妄想でいっぱいのようで、姉貴の友人とやっとやれるという時に、
なんと“ゴム・アレルギー”が発覚!
どうする弟、これからの下半身生活(笑)

また一家は自家製品のチーズを売っているのですが、どうもこれも娘に頼りっきりで、
その他のメンバーはあまり熱心に商売をしているようには見えない。

父親は村長の新たな政策が気に入らなくて、なんと村長選に出馬するのですが、
娘が耳の聞こえないことを心配すると、父親は「耳が聞こえないのは個性だ!
オバマだって肌の色は問題にならなかった」と反論します。

そんな一家なので、湿っぽくはならない。

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勿論、障碍のことは大問題です。
娘が家族に音楽学校を受けることを言い出せないのはそれがあるからだし、
母親は耳の聞こえない自分が、耳の聞こえる娘を育てることに悩みながら
生きてきたことがわかったりして、やっぱり家族の悩みの種なんですね。

そんなポーラとガブリエルがデュエットで歌う場面、二人の声を消したのはなかなかユニークでした。
映画を観る僕たちもベリエ家と同じ状態で娘の歌う姿を観ることに。
二人の歌声に周りの人々が感動していくのを見てわかるベリエ家の家族。
自分の娘(姉)の歌声が聴けないもどかしさ。

だから、その後のパリのオーディション場面で、娘が手話で歌う場面が泣けるんです。

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しかし、この一家が住んでいるところ、スゴイ田舎ですね。
映画の冒頭、主人公が学校に通うのに、初め自転車で走って、やっと着いたと思ったら、
またそこからバスでどんだけ行くんだ~ってくらい学校が遠い!

主人公(というかその友人たちも)が年齢不明で、中学生の役だったんですね。
さすがフランスの子供たち、マセています。

その主人公ですけど、美人じゃないけどキュートです。
ふとくないけど細くなく、ちょっと洗練とは程遠い(笑)
でも魅力的でした。
それと、やっぱり歌ですよね!
なんとなくアメリカでリメイクならクロエ・グレース・モレッツかな~なんて思いました。
いやクロエちゃんの歌が上手いかどうかは知りませんが・・・。

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音楽の先生が、ミシェル・サルドゥの大ファンのようで、彼の歌ばかり取り上げるのですが、
本国フランスではどういう立場なんでしょうね。
まったく知らない人だったのですが、歌は良かったです。
しかし中学生に歌わせる内容の歌か?とは思いました。
先生は俺を歌で起たせろ!と指導していましたが・・・(^_^;)
あっ、でも先生っていい人だったんですね、初めは嫌なキャラでしたが。

日本語題名って、なんとなくこれを付けた意味はわかるけど、ベリエ一家とか、ベリエ家の人々ぐらいで
良かったんじゃないのかな・・・?

☆予告







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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015)
【2016/07/02 21:07】 映画す
ストレイト・アウタ・コンプトン(2015)
 STRAIGHT OUTTA COMPTON

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上映時間 : 147分
製作国 : アメリカ
映倫 : R15+

監督:F・ゲイリー・グレイ
製作:アイス・キューブ
トミカ・ウッズ=ライト
マット・アルヴァレス
F・ゲイリー・グレイ
スコット・バーンスタイン
ドクター・ドレー
原案:S・レイ・サヴィッジ
アラン・ウェンカス
アンドレア・バーロフ
脚本:ジョナサン・ハーマン
アンドレア・バーロフ
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
音楽監修:ジョジョ・ヴィリャヌエヴァ
出演:
オシェア・ジャクソン・Jr / アイス・キューブ
コーリー・ホーキンズ / ドクター・ドレー
ジェイソン・ミッチェル / イージー・E
オルディス・ホッジ / MC レン
ニール・ブラウン・Jr / DJ イェラ
ポール・ジアマッティ / ジェリー・ヘラー
アレクサンドラ・シップ / キム
カーラ・パターソン / トミカ
エレナ・グッド / ニコル
キース・スタンフィールド / スヌープ
キース・パワーズ / タイリー
R.マルコス・テイラー / シュグ・ナイト
マーク シャーマン / ジミー・アイオヴィーン

1986年、アメリカ屈指の危険な街、カリフォルニア州コンプトン。
暴力とドラッグがはびこるこの街では、黒人というだけで警察から容赦ない取り締りの対象となってしまう。
そんな中、元売人のイージー・EはDJのドクター・ドレー、作詞ノートを持ち歩くティーンエイジャー、
アイス・キューブらとともにN.W.A.を結成、自分たちの周りで起きている現実をラップにして世の中に訴えた。
彼らの才能に目をつけたジェリー・ヘラーがイージー・Eと共同でルースレス・レコードを設立、
たちまち大ブレイクするN.W.A.だったが、その過激なリリックで“世界で最も危険なグループ”と
レッテルを貼られ、警察との対立も深まっていく。
その一方で、グループ内部でもいつしか不協和音が生まれていくのだったが…。



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伝説的なヒップホップ・グループであり、ギャングスタ・ラップというジャンルを確立したグループ“N.W.A.”の
誕生から崩壊までを描いた伝記映画。

“N.W.A.”の名称は“Niggaz Wit Attitudes(主張する黒人たち)”の略。
というより“喧嘩腰の黒人たち”と言ったほうが雰囲気は近いらしい。

原題の“STRAIGHT OUTTA COMPTON”は“コンプトンからの直言”という意味だそうです。

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実は僕はラップをほとんど聴かない(^_^;)
勿論“N.W.A.”の名前は知っていますが、その曲となると、まるで曲名と一致しません。
アイス・キューブ、ドクター・ドレー、イージー・Eの各人の名前は知っていますが、
これまた彼等の曲となると・・・。

この映画の中で使われた曲で、すぐ分ったのは2Pacの“California Love”だけ(^_^;)
これだって声ネタのサンプル元であるロジャーがカッコ良かったから知っていたんです。

その他のメンバーのMCレンとDJイェラに関しては今回初めて知りました。

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そんな僕でも大変面白かったです。
が、ハッキリ言って、誰彼かまわずオススメする作品ではありません。
ヒップホップ、アメリカのエンタメ界に興味が有る方は是非どうぞ。
ただコアなヒップホップ・ファンは、ちょっと甘すぎると言うかもしれない。
結構センチメンタルなんです。
でも面白いんですよ。

“N.W.A.”のメンバーの青春映画としても面白いし、レコード会社やマネージャーとの契約問題や、
今なお酷いアメリカの人種差別問題を取り上げた映画としても大変意義のある作品に仕上がっています。

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まだデビュー前のキューブは、自宅前を歩いているだけで、警官にヤクの売人扱いされます。
ドレーも駐車場に立っていただけで、逮捕されます。

N.W.A.は1988年に“STRAIGHT OUTTA COMPTON”でメジャー・デビューします。
が、そのレコーディング中に、メンバーが道端で休憩していただけなのに、いきなり警官に
「何やっているんだ!?そこに伏せろ!」なんて言われてボコボコにされるんです。

そんな経験からキューブは“Fuck Tha Police”の詩を書きます。
黒人というだけで売人扱いされ、俺はギャングじゃないのに、ポリ公クソッタレ!という歌ですね(笑)

ところがこの歌のせいで、FBIからマークされ、警察からはライヴでこの歌を歌ったら逮捕だと言われ、
結局メンバー全員、逮捕されるちゃいます。

その上、“STRAIGHT OUTTA COMPTON”がコンプトンを悪く宣伝したというわけで、地元ではレコードを
割られちゃう事態に・・・。

そんな当時、ロスのサウスセントラル地区では、黒人とヒスパニックと韓国人による人口比率の変動と人種間の
緊張が高まっていて問題になっていたところへ、1991年に起きたロドニー・キング事件とラターシャ・ハーリンズ
射殺事件をきっかけに、1992年4月末から5月頭にかけてロサンゼルス暴動に発展しちゃうわけです。
悲しいのは、そんな当時と比べて、今のアメリカが良くなったとはとても言えないことですよね。

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この映画って、すでに書いたようにちょっと甘い(センチな)ところがあって、それはアイス・キューブ、
ドクター・ドレー、トミカ・ウッズ=ライト(イージー・Eの嫁)の三人が製作者として参加しているのですが、
イージー・Eは故人なので兎も角、キューブとドレーは意外と?良い人に描かれているので、ちょっとそれって
どうよ?なんて思っていたら、グループのメンバーで本当のギャングはイージー・Eだけだったんですね。
因みにイージーは23才の時までに、25万ドル(当時のレートで4000万円)を麻薬売買で稼いだそうです。

キューブは両親が真面目な人で、コンプトンに住んではいたものの、キューブには高校を越境通学させて
大学に進学させているんですね。キューブ自身もインタビューで“俺はマジメな学生だった。ギャングなんか
じゃないよ。あの詩はコンプトンの仲間の真実の姿を描いただけだ”と答えているんですね。
もっとも、大学はすぐ中退していますが・・・。

ドレーも音楽に一所懸命だったので、学校はあんまり行かなかったようですが、ギャングでは無いらしい。
キューブとドレーがまともに描かれていたのは仕方がないか(^_^;)

そんな彼等もやっぱり男(笑)
レコードは大ヒット、ライヴも大成功。
当然彼等はツアー先で、女の子集めて乱痴気騒ぎ。
もう往年のロックバンドそのものですね(笑)

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また最初のマネージャーであるジェリー・ヘラー(ポール・ジアマッティがピッタリ!)が、
搾取する奴だったのは、世間知らずな若者としては単に不運だったみたいな感じですが、
ドレーが頼んだシュグ・ナイトは、そもそもこいつに頼むか?みたいな危ない奴ですよね?
実際シュグ・ナイトはコンプトンの本当のギャングだったそうです。

マネージャーやレコード会社との諍いは、今でも普通にありますね。
やっぱり弁護士は重要なんですね、ってその弁護士もアブナイ?

役者は上記のようにポール・ジアマッティが“ラブ&マーシー 終わらないメロディー”の
ユージン・ランディ役に引き続き嫌な奴を好演(笑)

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キューブ役のオシェア・ジャクソン・Jr(キューブの実の息子)は、さすがに血は争えない。
早口のセリフなんてラップみたい(なのは気のせいか・・・)。

そのキューブ本人は役者としても有名で、彼の書いた歌が題名になった映画“ボーイズ’ン・ザ・フッド”
は、青春映画の佳作として有名ですが、僕は未見です(^_^;)
“アナコンダ”や“スリー・キングス”は観ていますけど。

ドレーはプロデューサーとしてはエミネムで知ったのかな・・・。
スヌープ、50セント、最近だとケンドリック・ラマーが彼のプロデュース作品として有名ですね。
ドレーと言えば世間一般的に有名なのは、ヘッドフォン・ブランドの「Beats by Dr. Dre」と
定額制音楽ストリーミングサービス「Beats Music」ですよね。
2014年、アップル社に現金と株式の合計30億ドル(3000億円)でビーツを売却した時は経済記事になりました。
俳優としては“トレーニング・デイ”にスヌープと共に出ていますね。

☆予告






映画で歌詞をちゃんと知ると、ヒップホップが黒人のパンクだったことを再認識しました。

☆N.W.A. - Straight Outta Compton



☆N.W.A. - Fuck Tha Police



☆NWA - Gangsta Gangsta







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