バニーマン日記
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ゴーン・ガール(2014)
【2015/06/27 21:11】 映画こ
ゴーン・ガール(2014)
 GONE GIRL

GG-1.jpg

上映時間 : 149分
製作国 : アメリカ
映倫 : R15+

監督:デヴィッド・フィンチャー
原作:ギリアン・フリン 『ゴーン・ガール』(小学館刊)
脚本:ギリアン・フリン
出演:
ベン・アフレック / ニック・ダン
ロザムンド・パイク / エイミー・ダン
ニール・パトリック・ハリス / デジー・コリンズ
タイラー・ペリー / ターナー・ボルト
キム・ディケンズ / ボニー刑事
キャリー・クーン / マーゴット・ダン

ミズーリ州の田舎町。
結婚して5年目になるニックとエイミーは、誰もが羨む理想のカップルだった。
ところが結婚記念日に、エイミーは突然姿を消してしまう。
部屋には争った形跡があり、大量の血液が拭き取られていることも判明する。
警察は他殺と失踪の両面から捜査を開始する。
美しい人妻の謎めいた失踪事件は茶の間の注目を集め、
小さな町に全米中からマスコミが殺到する。
すると、次第にニックの不可解な言動が明るみとなり、
いつしか疑惑と批判の矢面に立たされていくニックだったが…。



GG-2.jpg

愛人と一緒になるために妻と離婚しようとしている夫。
人々から愛される、頭の良い妻。
夫にとってあらゆる点から不利な、しかし何とも奇妙な証拠の数々。
腹に巻きつけた大金。
全米を賑わすニュース。
夫の知らない妻の友人。
妻の捜索に協力を買って出る大勢の人々。

あまりにベタだけど、興味をそそられるミステリー。
面白かったです。

素直にえ~!!!、そうなの!?と思ってしまった僕は、フィンチャー監督に
まんまとやられてしまったわけです。

まずはネタバレにならない感想から・・・(^_^;)。

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エイミーの役は10年前ならニコール・キッドマンがやっただろうなと思いました。
もうちょっと昔ならシャロン・ストーンかな。
ロザムンド・パイクは前作の「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」では
まったく美人とは思わなかった(そもそも出演自体を忘れていた・・・)し、
「007/ダイ・アナザー・デイ」での出演っていうのも完全に僕の記憶から消えているし、
ほとんど今作で初めて観たという感じなんですが、この役にピッタリでしたね。
恐るべしエイミー! じゃなくてパイク。

役者として、どうしてアメリカで人気があるのか分からないベン・アフレックですが、
今作の夫役はこの人じゃないと誰がやる?と思えたぐらいはまり役でした。
とは言っても、最初はちょっとアフレックに合っていないと思えたんですよ。
エイミーにピッタリの良く出来た夫という設定だったので。でも徐々に情けない男に
成り下がっていくにつれ、これは彼にしか出来ない役だと思えるようになりました。
アメリカの普通の兄ちゃんみたいな役は、アフレックにピッタリですね(笑)。

弁護士役のタイラー・ペリーは日本ではほとんど知名度はありませんが、アメリカでは
一定のファンを獲得している監督、脚本、製作もこなす役者さんです。女役もするんですよ。
彼の作品は説教臭いのと黒人向け(らしい)という傾向があるので、日本では未公開がほとんどです。
で、僕も彼をちゃんと見るのは、今作が初めてでした。ヤリ手の弁護士役がピッタリですね。

ニックの双子の妹役のキャリー・クーンも初めて見たのですが、アフレックと双子というのは、
ちょっと無理があるんじゃないでしょうか・・・?
ただ役者としては言うこと無しです。

ニール・パトリック・ハリスって、もうこの役ピッタリ!
あまりにハマっていて、他の作品にも影響しそうです・・・(笑)。

原作者が脚本も書いているんですね。
原作は読んでいませんが、大ベストセラーだったそうですね。

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ここからはネタバレでいきます。
っていうか、何書いてもネタバレになっちゃいます。
まだ観ていない人は読まないでください。
ミステリー作品ですからね。

五回目の結婚記念日、夫ニックが自宅に戻ると、家は荒らされ妻のエイミーがいなくなっていた。
ニックはすぐに警察に連絡し、捜査が始まる。
で、出てくる証拠が、どうもニックにとって不利なものばかり。

事件はTVでも取り上げられ、全米で話題のニュースになる。
キャスターが、ニックが怪しいと煽り立てる。
このニュースでの取り上げ方って、実にアメリカ的!?

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アメリカで面白い(という書き方はちょっと変ですが)のは、エイミーを探すのに、
ボランティアの方々が集まるのだけど、あれってキリスト教的ボランティア精神なんでしょうね。
映画「プリズナーズ」でもそうだったけど、被害者の家にわんさか人が集まってきて、
皆で虱潰しに探していくって、すごいな~と感心してしまいました。
日本だと、警察、消防、友人、知人、親戚とかで捜索するんだろうけど、アメリカってものすごいよね、
あの沢山のボランティアの数!!!

そんなこんなで、ちっともエイミーが見つからないと大騒ぎになっていると、そのエイミーが実は
生きていて、全ては彼女が仕組んだということが、観客には明かされる。

ニックも自分が犯人扱いされるようになると、弁護士を雇って独自に事件の解明に乗り出す。
そうすると、どうもエイミーって怪しんじゃないかということが分かってくる。

ここで明らかになるエイミーの素顔が凄いんですね(笑)。
普通じゃなくてというか、明らかにサイコパスですね。

兎に角、自分で男をコントロールできないと気が済まないタイプ。自己中心的なんてもんじゃない。
自分に冷たい態度を取った男には、狂言レイプ事件をでってあげちゃうし、
ニックへの仕打ちも、ニックが自分の思い通りの男にならなかったからなんですよね。

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そんなエイミーが、モーテルで知り合ったバカップルに、お金を強盗された時には、
枕に顔を埋めて叫びます。その悔しがり方ったら、なんとも可愛いいとさえ思ってしまいました(笑)。

ニックがTVで自分の正直な気持ちを告白するのを見て、自分がコントロールできる夫になったと思って、
予想外に喜ぶエイミーも、どうも憎みきれません・・・(^_^;)。

で、実はエイミーは死ぬはずだったのに、このTV番組を見て、急遽予定を変更して、
昔の恋人のところへ行くのですが、このデジーという男も変態で彼女を軟禁状態にします。
ここで、旧い映画の「コレクター」を思い出してしまいました。
あっ、この「コレクター」はオススメの作品です。

しかし、流石はエイミー。コレクターのサマンサ・エッガーとは違います。
新たに計画を練り、難なくデジーの喉を掻っ切って殺してしまいます。
あー恐ろしや・・・。

ちょっと残念というか変な場面は、エイミーがデジーとセックスする場面ですけど、
下着を上下着用っておかしくないですか? 別にパイクの裸を見たくて言っているんじゃないですよ。
だってその後のシャワーの場面で彼女は裸になっているので、裸が嫌だったというわけじゃないですよね。
あそこの場面はホントに不自然でおかしいですよね。R15+指定だしさ・・・(^_^;)。

そもそもデジーの家でのエイミーの一連の行動は、かなり無理がありませんか?
あれだけカメラだらけの家で、いくら映像を細工したとしても、
プロならおかしいと思うんじゃないでしょうか・・・。

それは兎も角、エイミーは血まみれで愛する夫の待つ自宅に戻ってきます。
しかし、その後の警察の捜査が、随分杜撰ですよね。
まー全米でお騒がせの女性が無事!?戻ってきたからいいかって感じで。

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しかし、この二人、この後、どうするんでしょうね・・・?
いやー、怖くて仕方ないよね、旦那の方は(笑)。

原作者が女性というのも重要かな。
男の視点と全く違いますよね、エイミーの捉え方が。
いやー、夫婦の話を書きたかったわけじゃないよね・・・。

夫婦の話だとしてもさ、男としてはどうしたらいいんですか?
夫婦の実態はこんなもんですよってこと、おいおい、怖いよ・・・。

立場が反対でも大変ですよね。
奥さんもおちおち旦那と一緒の部屋で寝てられません。

ちょっと笑えるホラー&ミステリーとして、楽しめば良いのでしょうね。

☆予告↓






一応この話には、元ネタがあるようで、それはスコット・ピーターソン事件というらしいです。
詳しくはこちら↓
http://matome.naver.jp/odai/2141718152982917101?&page=1

でもそれとは別の意見もあって、Newsweek(日本版)の記事によると、
ミステリーの女王アガサ・クリスティの失踪事件ともそっくりらしい。

原作者のギリアン・フリンはミステリー作家の大先輩アガサのファンらしい。

1926年の12月3日、クリスティーは計画的に失踪した。
クリスティーの夫も浮気をしていた。
クリスティ-は腹に巻きつけていたマネーベルトからお金を払っていた。
クリスティーは偽名を、夫の愛人ナンシー・ニールの「ニール」を使っていた。
エイミーは「ナンシー」と名乗っていた。

ね、そっくりでしょう?
というか、フリンは明らかにアガサの事件を参考にしていますよね。
オマージュと言ってもいいかも。

クリスティーは死ぬまで、失踪事件の理由を明かさなかったそうです。
この事件は、「アガサ 愛の失踪事件」という映画になっています。
僕は観ていないのですが・・・。



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この記事に対するコメント

へぇー、「アガサ・クリスティの失踪事件」というのがあったんですねー。
それが元になっているというのも知らなかったです。
なるほどー、そっくりですね。
この作品、ちょいと荒唐無稽な展開かなと感じましたが、
後から考えたら、「女心を描いたものではないのか」と思っています。
「女心に、ちょいと妄想を盛って、物語にしてみたらこうなった」って。

ニックが冷めていくのは許せない。
自分もニックをいまでも愛しているかはわからないけど、
幸せな結婚生活を維持したい。
でも、ニックの心を引き留めようと懇願するのは、プライドが許さない。

こういう気持ちって、男が思う以上に女子心を揺らすことなのでは?
たとえば、殺人もいとわないほど。って感じ。

まあ、自分は女子じゃないので憶測ですが・・・。
【2015/06/29 13:00】 URL | つかりこ #- [ 編集]


この映画観たいと思っているのでネタバレ部分はスキップしましたよ。
友達(女性)は観て気分のいい話じゃないと言っていましたが・・?
あ〜公開時に観ておけばよかった〜〜〜★
いつか観たあかつきには、も一度記事読みにきますね!
【2015/06/29 19:46】 URL | さとちん #- [ 編集]


つかりこさん、コメントありがとうございます。

>へぇー、「アガサ・クリスティの失踪事件」というのがあったんですねー。
>それが元になっているというのも知らなかったです。

実際のところは分かりません。原作者が何とも言っていないので。
でもNewsweekの記者の指摘は成程な~と思いました。

>後から考えたら、「女心を描いたものではないのか」と思っています。
>「女心に、ちょいと妄想を盛って、物語にしてみたらこうなった」って。

>まあ、自分は女子じゃないので憶測ですが・・・。

原作者が女性なので、僕たち男には分からないですよね(^_^;)。
エイミーの場合は、プライドがちょっと並はずれているとしか言いようがないです。
それが世の男を恐怖に怯えさせるんですね・・・(笑)。
【2015/06/29 21:03】 URL | バニーマン #- [ 編集]


さとちんさん、コメントありがとうございます。

ミステリーなのでネタバレ無視してください。

女性には気分が良くないかもしれません。
あっ、これもネタバレになっちゃうかな(^_^;)。

でも面白い作品ではあります。
【2015/06/29 21:06】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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