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おみおくりの作法(2013)
【2015/09/13 22:04】 映画お
おみおくりの作法(2013)
 STILL LIFE

sl-1.jpg

上映時間 : 91分
製作国 : イギリス/イタリア

監督:ウベルト・パゾリーニ
脚本:ウベルト・パゾリーニ
撮影:ステファーノ・ファリヴェーネ
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:
エディ・マーサン / ジョン・メイ
ジョアンヌ・フロガット / ケリー
カレン・ドルーリー / メアリー
キアラン・マッキンタイア / ジャンボ
アンドリュー・バカン / プラチェット氏
ニール・ディスーザ / シャクティ
ポール・アンダーソン / ホームレスの男
ティム・ポッター / ホームレスの男
 
ロンドンの民生委員、ジョン・メイ。
彼の仕事は孤独死した人の身辺整理をして最後の旅立ちを見届けること。
几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、誠実に仕事に取り組んでいた。
そんなある日、彼のアパートの真向かいで、ビリー・ストークという老人が孤独死しているのが発見される。
近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛めるジョン・メイ。
その矢先、彼はリストラの一環で解雇を言い渡され、図らずも、ビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。
そこで、最高の葬儀で故人を送り出そうと決意したジョン・メイは、
ビリー・ストークを知る人々を訪ね歩いてその人生を紐解く旅に出るのだったが…。



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とても静かで淡々としていて、実に味わい深い良い映画です。
でもコメディです。
オススメです。
公務員の鏡と言う話ではなく、人間として当然すべきことをまっとうにしている人の話と言える。

主演のエディ・マーサンというと、「ハッピー・ゴー・ラッキー」と「アリス・クリードの失踪」での
演技が印象深いのですが、今作はそれらとは全く違ったキャラを演じていて、ちょっとビックリです。
主人公を彼以外が演じるなんて考えられないぐらいハマっています。

英国の民生委員という仕事は、日本のものとはちょっと違っていて、担当地区の独り者が亡くなった時に、
身寄りがいないかを調べ、見つからなければ自分が唯一の参列者となり葬儀に出席し、埋葬まで付き合う。
部屋に残された手掛かりから宗派を特定し、葬儀で流す音楽を考え、空いている墓地まで探す。

これって、日本だと警察や弁護士の仕事だと思うのだけど、英国の警察は事件かどうかを調べて、
事件性が無ければ、遺族を探すことすらしないんですね。で、役所に丸投げ。

そしてこの主人公は、徹底的と言っていいほどの熱心さと誠実さで、この仕事に取り組みます。
それが上司には気に入らないようで、単に経費の無駄使いとしか見えず、さっさと火葬にして
灰をそこらへんに撒けばよいと思っている。
で、地区センターの業務が統合されるのをいいことに、主人公にクビを宣告する。

ちょうどその日の朝の物件が、主人公の自宅アパートの向かいの部屋の住人だったため、
この案件だけは自分にまかせてほしいと頼み、了承される。
が、時間オーバー分はサービス残業扱いになるのですが・・・。

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ちょっとビックリは、英国でも火葬が増えている?というか、火葬自体があることに驚きました。
みんな土葬だと思っていました。キリスト教が火葬を嫌がるんですよね・・・?
僕の住んでいる地域は勿論火葬ですが、修道院があるので、そこだけは特別に土葬が認められています。
それと英国でも墓地のための土地が足りなくなっているんですね。

話を主人公に戻すと、主人公自身も独り者で、家に帰ると、几帳面にテーブルセッティングもきっちり、
缶詰とトーストの夕食が365日一緒?という生活を送っています。
面白いのは、ストークの戦友を訪ねた先でも同じ缶詰とトーストの食事を出されたので、これって英国では
独り者の定番の食事なんでしょうか?

そうそう、彼が椅子をひくところなんかも実に丁寧だし、仕事場の机の上も実にきっちり。
こういうところの表現は徹底していますね。

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で、食後の楽しみは、遺品の写真をアルバムに整理すること。
これはちょっと不思議な行為ですが、まるで自分の家族の写真を整理しているかのようです。

また服装もいつも同じ服なので、それしかないのかと思ったら、必要に応じてブルーのセーターなんぞを
着たりするので、ちょっと安心しました(笑)。

そんな彼がビリー・ストークの遺族や友人を探すのが、映画の後半部分になるのですが、これが探偵顔負け。
いやホントに刑事とかに転職した方がいいなじゃないかというぐらいです。

で、このまま結末を迎えて終わりとは思えないな~等と思っていたら、あの事件が思っていた通りで、
いやこれはちょっとあざといなと思ったのですが、でもあのラストは泣いちゃった。
二回観たんだけど、二回目もグッときちゃいました・・・(^_^;)。

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問題は日本語題名。
どうしても日本のあの映画を思い出しますよね。
まーそれはそれでいいんだけどね。

原題のSTILL LIFEって静物画という意味だけど、何か別の意味とかあるのでしょうか?

死者をどう扱うか?
死んだ者は何も言わないけど、ぞんざいに扱うことは慎まなければ。

これは是非観てください。

☆予告↓





☆ネタバレ・・・?、単なる蛇足か(笑)

ストーク親子のそれぞれの部屋にあった椅子、足が壊れていて本で支えてあったんだけど、
あれって同じ椅子なのかな・・・?

上司が言った言葉「みんなが生きている職場だ」の“生きている”って「STILL LIFE」にひっかけてある?

真面目なジョン・メイですが、憎き上司のアウディを発見して、立ち○○ンをしちゃいます。
アパートでの犬の立ち○○ン事件や、ストークのポークパイのお○○こ事件に触発された?

慣れない女性とのデート?で浮き足立っちゃって、つい慌ててバスに乗ろうとしちゃうから
あんなことになっちゃうんですよ、気を付けないとね。



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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

これは、レンタル屋さんでいつもちらちらと目に入っているんですが、
そうですか!おもしろそうですねー!
はい、今週末に借りてみようと思います。
ご案内、ありがとうございました!
【2015/09/16 04:23】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん、こんばんは。

はい、これはなかなかの拾い物でした。

笑えて泣けます。
【2015/09/16 17:42】 URL | バニーマン #- [ 編集]


うんうん、これはいい映画ですねー!
ボロボロ泣かされました。
おっしゃる通り、当たり、でした。

いかにも、ヨーロッパ映画らしいトーンで、
薄笑いさせられながら静かに進むストーリーは
ハリウッドにはない魅力ですよね。

戦争による弊害や、行政のいいかげんさなど、
痛烈な国家批判が含められていると感じました。

主演のエディ・マーサンは、
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
で覚えていました。

うん、傑作だと思います!
ご案内ありがとうございました。
【2015/09/23 00:54】 URL | つかりこ #- [ 編集]


つかりこさん。こんばんは。

気に入っていただけて何よりです。

>戦争による弊害や、行政のいいかげんさなど、
>痛烈な国家批判が含められていると感じました。

こういうことを決して騒ぎ立てるのではなく、でもちゃんと批判しているのが
とっても良かったなと思いました。

>主演のエディ・マーサンは、
>『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
>で覚えていました。

実はこの作品ではあまり印象が無いんですよ・・・(^_^;)。
他の人たちが目立ち過ぎ?たのでしょうか(笑)。
【2015/09/23 18:08】 URL | バニーマン #- [ 編集]


素晴らしい映画に素晴らしい紹介を、ありがとうございました。

他の映画のことはほとんど知らないのですが、
主役の方は本当にはまり役、と感じました。

最後の「ネタバレ?」のところの記事、クスッとして、とても共感しました。
椅子の脚の1本が壊れていて本で支えてあるところ、私も気になったんです。
バニーマンさんの他の記事も、少しずつ読ませていただきたいなー、
と、改めて思いました(^-^)


【2015/11/25 11:49】 URL | ナカリ母 #- [ 編集]


ナカリ母さん、コメントありがとうございます。

これは良かったですよね。

>他の映画のことはほとんど知らないのですが、
>主役の方は本当にはまり役、と感じました。

他の映画はバカ映画とか、エキセントリックな役の映画が多いので、
そちらの作品を観ているとビックリです。
この映画の主役、他に誰がやれる?と思っちゃうほどのハマリ役ですよね。

>最後の「ネタバレ?」のところの記事、クスッとして、とても共感しました。
>椅子の脚の1本が壊れていて本で支えてあるところ、私も気になったんです。

あの椅子は不思議ですね。
椅子が同じなのは兎も角、本で支えるというのは、親から娘に受け継がれた習慣なんでしょうか・・・? 英国ならではの何か特別なメッセージがあるとか?

>バニーマンさんの他の記事も、少しずつ読ませていただきたいなー、
>と、改めて思いました(^-^)

ありがとうございます。
【2015/11/25 18:19】 URL | バニーマン #- [ 編集]


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